夕登:今日は、昨年発売のゲームについていろいろとまとめて語ってみようと思います。 沙樹由:なお、購入したものの余り遊んでいない物は含まれていません。
「祝福のカンパネラ」(うぃんどみるOasis)
主人公がとにかくモテモテの作品。ヒロイン達が始めから好感度ほぼMAXの状態なので過程を楽しむことは出来ないものの、憂鬱な展開がないのがある意味安心できる。が、それは主人公側から見た場合で、カリーナさん側から見た場合、他のヒロインとくっついたら憂鬱だよなぁっと思う。元々RPGかSLGとして企画されていたのか、クエストを受けて進んで行くことになるが、ADVになっているのでイベントにメリハリが無く飽きやすい。ただ絵と音楽は素晴らしいので、RPGやSLGは面倒だと思う人には丁度良い作品。
「夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle- プレミアムエディション」(オーガスト)
「夜明け前より瑠璃色な」のFDで、「プレミアムエディション」にはPS2版のPC移植版が同梱されている。FDにはPS2でヒロインに昇格した翠と新ヒロインのエステルの話が含まれているし、それ以外の部分でもPC版とPS2版の両方の要素が含まれているので、完全に楽しむためには遊んでおく必要がある。FDとしては各ヒロインのショートストーリーと、新ヒロイン、シンシアを加え本作品の最後を飾るような話になっているので、ファンなら十分に楽しめる。個人的にはエロが本編より薄く感じたものの、もともと麻衣がエロ過ぎた為とも言えるので、萌えエロゲとしては十分です。
「Cancas3〜白銀のポートレート〜 コンプリートBOX」(F&C・FC01)
シリーズ3作目で、コンプリートBOXには過去のFDも含めた全5作が収録されているので、ボリュームは結構ある。ただしFDの内容は短め。3について一言で言うのなら「可もなく不可もなく」といった内容。登場キャラが美術部員と顧問という構成なので世界が狭くシナリオも余り長くない。非常にほのぼのとした内容なので、尖った作品に後に遊ぶと癒されるのではないかと思うし、この世界観は結構好き。なお妹は攻略できるがエロに本番はないです。
「マジスキ〜Msrginal Skip〜」(MOON STONE)
萌えエロゲーとしては昨年一番遊んだと思われる作品。各ヒロインの話は結構長いし、様々な方向に話が進むので飽きないし、キャラについてもサブキャラも含めてとても良い。由紀菜のシナリオのみ他と違い難解だがこれ一つだけなので、話のバリエーションを増やしたと思えばアリだと思う。演出も凝っていてとても楽しめたが、どの話しも最後はユーザーに任せるような終わり方なのが残念。長い話なのだから、もう少しキッチリと終わらせて欲しかったです。
「つくもの やどりぎロマンス」(ザウス)
「純愛触手ADV」ということだが、どう考えても「純愛」と呼べないような話しもある作品なので、あまり純愛を意識しない方がいいかも知れない。また作品内の謎は全て明らかにされない(そもそも主人公が究明しようと思わない)ので、あくまでも主人公の巡と麻呂による話だと思った方がいい。触手要素があるので純愛物としてはエロは濃いが、触手物としては薄め。個人的に紗絵さんは昨年No1姉キャラなのでそれだけでもこの作品の存在意義はあると思っています。
「くるくるくーる」(AXiS)
ネタとしては定番物の性転換を題材にした作品。通常こうゆうネタの場合主人公のみ性転換するが、これは友人やヒロイン達も性転換するので、気が付くと女性陣がみんな男になっていたりする。クラウドの「XChangeシリーズ」を元に作られたようで、雰囲気もそれに近く陵辱に悲惨さはないし、定番のバス痴漢もしっかりある。主人公が男と女の場合で2つのエンドがあるし、話のボリュームもあるのでこの手のネタが好きな人にはお勧めできる。ただ、「女性のみフルボイス」なので、ヒロイン達が男になると声が無くなるのが寂しいです。
「町ぐるみの罠〜白濁まみれの肢体〜」(シロップ)
元のタイトル「町ぐるみ輪姦」がすべてを表している作品。陵辱一点突破なのでそれを求める人にはきっちりと答えてくれるボリュームを誇る。キャラが純愛系の作品に出てもおかしくないデザインなのも特徴で、それが更に悲惨さを醸し出しています。なので、エロに関して不満が出るとしたら、敦子と他のキャラとでの数の差ぐらいしかない。あくまでも陵辱エロを優先させている関係上、ヒロインたちの行動が少々変な点はあるが、あまりしっかりしすぎるとエロにつながらないので、このあたりは許せるかどうか別れる所かと思う。
「聖徒会長ヒカル〜淫魔に占領された学園〜(Catwaik NERO)
こちらも規制によりタイトルが変更された作品で、元は「奴隷聖徒会長ヒカル」だった。システム的には「ジャンヌ」に近い作品で、メインのヒカル+他2人という形を取っている。ほぼ陵辱しかなくそのあたり「町ぐるみの罠」と同じだが、絵が今ひとつ安定していないところが残念。ただ、孕ませ要素はこちらが上だし、ヒカルたちは強い設定なので、そうゆうのが好きな人には良いと思う。
「夏色さじたりうす外伝 綾人きゅんのおとこの娘日記」(ブルームバンドル)
「夏色さじたりうす」のFDになるが本編はやったことが無く、いきなり買った作品。一応体験版を遊べば何とかなる。タイトル通り「男の娘」作品であり2000円という価格からすれば十分な内容。話がやや強引な所があるけど、そうでもしないとこのルートはあり得なかったのかな? なんて思う。あまり作品の出ないジャンルなので、好きなら確保しておいた方がいい。長髪黒髪のおとこの娘キャラは貴重だと思う。
「東方星蓮船」(上海アリス幻樂団)
あまりに有名すぎる弾幕シューティングの最新作。今回はUFOを集めるという要素があり、弾幕の中をふらふらと移動するUFOを取るのが難しい。たぶん前作の「地霊殿」よりも優しくなっていると思うが、私はクリア出来ていません。シューティングとしては今回も面白いので、好きなら問題ないです。
「ダライアスバースト」(タイトー)
「ダライアス」の最新作。アーケード並のボリュームを求めると辛いが、4面と5面のボス戦は長期戦になるので、通して遊ぶと丁度良いぐらいの長さになっている。過去の作品を遊んでいると分かる演出があるのもいいですね。バーストシステムはなかなか面白いので、是非これを元にボスと面を増やして、据え置き型ゲーム機用に作って欲しいです。
夕登:こんな感じかな、大分長くなったけど。 沙樹由:数はそれほど多くないですよね。 夕登:積んでいる作品もあるしなぁ、それについては遊んだときにでもね。