夕登:「すき焼き」というと、出てくる話が「しらたきは肉の側に置かない」というのがある。 沙樹由:肉が硬くなり、色が悪くなるからですね。 夕登:でも、言うほど考えなくてもいいと思っているんだよね。 沙樹由:科学的には証明されているようですよ? 夕登:硬くなるといっても食べにくい程でもないし、色についても割り下や醤油で変わっているんだから、気にしなくても良いと思うんだよ、それに下茹をすればかなり回避出来るようだし。 沙樹由:お店の場合は下茹でしているでしょうね。 夕登:それにすき焼き鍋ってそれほど大きくないから、食べている間に箸や沸騰で汁は混ぜざるし、離したところで完全には防げないと思う。 沙樹由:そうなりますと、しらたきは入れない、もしくはお肉を食べた後にとなりますね。 夕登:拘る人はそうしているかもね。 沙樹由:でも、お肉を少しでも美味しく食べたく、しらたきも食べたい人が拘るのかも知れませんね。 夕登:それはそれで良いと思うよ、まあでも肉の隣のしらたきを置くのは、絶望的に悪手だとは思えないんだよね。 沙樹由:この先、気にしなくなる可能性がありますでしょうか? 夕登:むしろ側に置けば、しらたきに肉の旨味が吸われてより美味しくなるとか、肉に噛みごたえ増して良いとか、そんな時代が来るかもよ?